INTERNET
24時間受付
廿日市市内の空き家・空き店舗をめぐる、”廿日市市移住定住モニターツアー「廿日市空き店舗めぐり」”。
廿日市市の団地と商店街で空き店舗を活用して創業した先輩創業者の話を聞き、「この空き店舗にお店を作るとしたら?」と題して、建築士から実際にかかる費用や店舗施工についてレクチャーを受けることで、空き家(店舗)を活用した創業のきっかけづくりを目的とした、2019年9月23日に開催された廿日市市では2回目のこの企画。ちょっと遅めのレポートです。
「廿日市空き店舗めぐり」募集案内
2019年は呉市でも開催しました |
こちらが当日のスケジュール
10:00 | 廿日市市役所正面玄関集合 |
10:50 | 空き家活用事例見学(かえる整骨院&プログラミング教室@上平良) |
12:00 | 空き家活用事例見学&ランチ(自然のめぐみキッチン@阿品台) |
13:00 | 「この空き店舗にお店を作るとしたら?」 ハンクラデザイン島谷将文さんの仮想店舗プランをもとに実際の空き家を使って”施工に関わる費用”の講義 |
13:30 | 空き家見学(4~5物件@阿品台) |
14:30 | 空き店舗見学(1~3物件@廿日市市街地) |
16:00 | ツアー終了 |
10時に廿日市市役所に集合後、ドキドキしながら参加者はバスに乗り込みます。
今回のツアーナビゲーターは松ノ木 愛弓さん。FMはつかいちのパーソナリティとしてもおなじみの彼女。なんと添乗員資格もお持ちなんです。
松ノ木さんの軽快な声とご案内で最初の目的地、上平良の「かえる整骨院&プログラミング教室」へと向かいます。
「かえる整骨院&プログラミング教室」に到着。
一見、家にしか見えない大きな古民家ですが、中に入ると・・・
整骨院です。
院長の上野 克也さんは廿日市で育ち、医療専門学校を卒業後 国家資格である柔道整復師の免許を取得し、6年の修行後「かえる整骨院&プログラミング教室」をこの地に開業されました。
家を店舗に変えるご苦労もあったと思いますが、大きなリノベーションはしていないそうです。
確かに、普通の家に機材がおいてある感じ。部活でケガをした高校生や腱鞘炎のママ、歩けないおじいちゃんなど、患者さんは老若男女で幅広いそうですが、家に帰ってきたような心地良さで施術してもらえますね。
しかもこちらの整骨院、2階はプログラミング教室もされているそう。
いろんな関わり方のできる場となっていました。
かえる整骨院&プログラミング教室 〒738-0026 広島県廿日市市上平良122-3 0829-38-1888 接骨・整骨 / よもぎ蒸し・ハーブテント / 骨格矯正 / 整体 ブログ:https://ameblo.jp/kaeruseikotsuin/ |
そして、次は阿品台の「自然のめぐみキッチン」へ。
自然のめぐみキッチンの息子さんが2階からお出迎え。
まずはランチをいただきます。
写真に写りきらないランチをいただいた後は、オーナーの小林 めぐみさんにインタビュー。
若い時から料理人として修業された小林さんは、阿品台のこの場所で各世代の地域のよりどころを目指して、地元で採れた旬の食材をいかしたレストランの「自然のめぐみキッチン」をオープン。家賃も高めでしたが「払える!」と強い意志を持ってオープンされました。
実際、場所は一見入りにくい場所にあるにも関わらず、連日大盛況。現在はレストランだけでなく、子ども食堂や2階をレンタルルームにしたりと、オープン前に小林さんが目指した「各世代の地域のよりどころ」に既になっているようです。
地元のごちそう 自然のめぐみキッチン 〒738-0053 広島県 廿日市市 広島県廿日市市阿品台3丁目8-30 0829-20-5819 ホームページ:https://restaurant-67641.business.site/ |
自然のめぐみキッチンを後にして、阿品台の空き家・空き店舗を数軒めぐり、空き店舗ではオーナーさんの想いに耳を傾けました。
阿品台でイタリアンのお店として親しまれた「ジャルディーノ」。元オーナーの原 里子さんは51歳の時にお店をオープンし、24年間営まれていましたが2019年6月に閉店。団地で創業するご苦労と今後活用して欲しい思いを伝えてくださいました。
団地を後にして、次は廿日市駅前商店街(通称:けん玉商店街)へ。
けん玉商店街の中の空き店舗を使って「この空き店舗にお店を作るとしたら?」と題して、ハンクラデザイン島谷 将文さんの仮想店舗プランをもとに実際の空き家を使って”施工に関わる費用”の講義を開催。
この空き店舗めぐりに参加しなければ知ることが出来ない、空き店舗を改装するために必要な費用など、かなり詳細に算出し書類も参加者にプレゼントされました。
「創業はしたいけど、費用はどのくらいになるのか」の疑問に、仮想店舗にかかる見積額を基に金額の詳細や費用が抑えられるポイントなどを説明していただき、「空き物件の特徴や元々の内装の良さを生かしてどのように改装費用に反映できるか」など、空き店舗ならではメリットを聞くことができました。
設計模型も。
ハンクラデザイン 〒732-0063 広島県広島市東区牛田東2丁目19-16グリーンハイムB1 TEL 082-846-6325 FAX 050-3730-1184 ホームページ:http://hankuradesign.main.jp/ |
最後は廿日市駅前にある「栗林司法書士事務所」が入るビルの一部屋をお借りして参加者の皆さんにアンケートを記入していただき終了。
こちらの栗林 克也さんが代表を務められる市民グループ「ええじゃん」が入居しており、このビルも空室があります。
参加者からは、「役立つ情報収集ができて勉強になった」との意見をもらい、廿日市で創業の可能性を探る一日となりました。
Text:藤井 ちえ Photo:山根 麻里
あなたのまちでも「空き店舗めぐり」してみませんか? 私たちTOWN DESIGN LABOでは「商店街空き店舗めぐりのつくりかた」の冊子を作成しています。 >>商店街空き店舗めぐりのつくりかた |
24時間受付